2011年07月31日

親子で狂言鑑賞

先日(7月23日 土)名古屋能楽堂にて、狂言を見てきました。



今回で4回目のこの狂言会。

1回目は幼稚園に貼ってあったポスターで知り、

チケット購入を試みるも既に完売。

2回目はスイスにおり、

3回目は忘れていて、

4回目の今回は、2日前の21日、新聞の広告に『若干チケットあり。問い合わせて』

というのを見つけて。

急いで問い合わせ、観覧に至ったのです。


さて、この狂言会、3歳から観覧できます。

町のホールとかでもなく、ちゃんと能楽堂で。


『まいまい狂言会』というこの会は

名古屋在住の能楽師狂言方野村小三郎さんの狂言を親子で鑑賞し、その反応に驚いたママ達の他のたくさんの子どもにも伝えたいという願いと、野村小三郎ファミリーとの出会いから生まれました。

まいまい狂言会には、赤ちゃんのうちから伝統文化(本物の文化)の一つである狂言に触れてもらいたいという思いを込めています。伝統芸能の世界でも珍しい試みです。



HPにもうたってあり、

本当に小さいときからこういう文化に触れられる

本当にいい機会です。


それでも3歳以下は入場できなかったので、サニーは在所にあずけていきました。



母は、高校1年の文化行事で、狂言は見た事があります。

(ちなみに、2年は御園座で歌舞伎、3年は落語でした)

子供が産まれてからは

NHKの『にほんごであそぼ』で野村萬斎さんがいろいろやってくれてて

子供達も面白そうに見てる。




さて、席について上演をまちます。

今回は、野村小三郎 改め 野村又三郎さんの

娘さん野村さよちゃん(4歳)が小猿を演じてました。

おにいちゃんの野村 信朗くん(10歳)は太郎冠者でした。


演目の『靭猿』は、先に書いた『にほんごであそぼ』で

最後の猿のおどりは知っていました。

でも、内容は特にしりません。

あらすじ
太郎冠者を伴って狩りに出かけた大名は道で猿を連れた猿曳きに出会う。前々から靱( 矢を入れて携行する筒状の道具) に猿皮をかけたいと思っていた大名は、猿曳きに猿を譲れと言う。猿曳きは断るが、弓矢で脅すのでやむなく承知する。猿曳きは猿を引き寄せ、因果を含めて打杖で殺そうとするが、無邪気な猿はその杖を取って船の艪を押す芸をする。そのいじらしさを見た猿曳きが殺しかねて泣き出すと、大名も 哀れと思い命を助ける。 猿曳きは喜んで、お礼に猿に舞を舞わせる。機嫌をよくした大名は褒美に扇や小刀、衣服までを与え、自ら猿の仕種を真似て興ずる。あらすじはこのページを抜粋


小猿がむじゃきに一人遊びしている様子(特にでんぐり返り)

大名が猿を殺せと命じる場面、

猿のかわいらしさに心優しくなった大名がいろいろ褒美を取らす場面


それぞれ、いろんな表情をしながら見入っていました。


特に、大名が服まで脱いでそれを褒美に与える場面では

大笑いでした。


演目終了後、10分ほどの休憩を挟み、

ワークショップ。

今回は、室町時代の動物になってみようということで、

猿の鳴きまね、

犬の鳴きまね

キノコのはえる音


をみんなで練習。

猿は『キャッ!キャッ!』ではなく『きゃぁーきゃぁーきゃぁー

犬は『わん!わん!』ではなく『びょぉーびょぉーびょぉー

きのこはちょこちょこちょこ〜と座って走り『ピョ!』と飛び跳ねる。


ワークショプも楽しかったです。


観覧席を出て、展示室でいろいろ見学。

さらに出た所に、能面のレプリアがあって自由に試して

写真もどうぞ!ってことでした。



なぜか、般若の面の方が子供に人気があったような。



そうそう、来年のこの狂言会は、

2012年7月21日(土)おなじく名古屋能楽堂にて行われるようです。

ついでに、

この8月19日 開場1時、開演1時半

においても、この狂言会があります。演目は『井杭』です。

うちはウィンディーの出校日なのでいけませんが

もし、興味のある方はくわしくはこちら



あれ?まったく部外者なのにものすごく宣伝してるな、、、。


Posted by ちうりっぷ at 09:56│Comments(0)TrackBack(0)観光

この記事へのトラックバックURL

http://taroukaja.mediacat-blog.jp/t69295
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい